高温観察装置 SMT Scope とは

室温から最大900℃までの高温下における試料の状態変化をリアルタイムに観察できる装置です。

装置構成図

1、精密かつ再現性のある温度制御

用途に合わせて機種をご用意しています。サンプルの評価試験も承ります。

SK-5000(最高400度)

はんだ、極小部品(0402)狭ピッチ接合の評価・解析に

QFPぬれあがり

SK-8000 (最高800度)

ガラスペーストの焼結、ろう材、メッキ材の評価・解析に

ろう材溶融比較
 

2、多彩な加熱雰囲気

大気、窒素雰囲気加熱はもちろん、窒素雰囲気下での酸素濃度制御が可能です。ギ酸、水素、フォーミングガス、および高真空にも対応でき、露点酸素濃度調節仕様もあります。詳細はご相談ください。

窒素加熱中の真空引き

 
 

特殊雰囲気観察について詳しく見る

3、揺らぎのない高倍率観察

光学0.078~20.0倍に可変でき、ソルダペーストの微細粉末まで観察可能です。チャンバ内に雰囲気気体をフローすることにより、試料の発煙や気体となった有機物を排除し、揺らぎによる画質劣化を抑止し、良質な映像が得られます。

4、画像解析と動画編集を標準装備

録画された映像は編集ソフトによって、スピーディーに動画編集可能です。再生画面で切出された静止画は、計測ソフトにより長さ、角度、面積の計測が可能です。

5、JIS規格のぬれ性試験

ソルダペーストのぬれ性評価方法であるJIS Z 3284-4 4.5変位検出ぬれ試験に対応しています。微細接合用ソルダペーストの特性試験方法であるJIS Z 3285 5.5高温観察試験に準拠しています。

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